絶対読んで欲しい!ABA家庭療育の親子で歩むためのオススメの本2冊
療育として息子にABA(応用行動療法)を取り入れました。
私はなかったのですが、ABA(行動療法)を批判する人も多いとも聞きました。
私の場合、絶対にABA!これしかない。と思っていたのでなんとか頑張って家庭療育を頑張ってこれました。
それも、今思えば「ABA療育」として頑張ったのはたった2〜3歳のお話です。
2019年現在、4歳ですが、つまづいている箇所をちょっとスモールステップで教えたり、親がブレずに一貫した態度で接する以外、なんら定型児と特に変わりない対応、勉強スタイルになりました。
ABAに関してオススメの本はいくつかありますが、ABA始めた初期2〜3歳を支えてくれたのはこのような素晴らしい本のおかげだと思います。
1冊目「わが子よ、声を聞かせてー自閉症と戦った母と子」
キャサリン・モーリス著
「わが子よ、声を聞かせてー自閉症と戦った母と子」
1990年代に全米でABAブームを巻き起こした不朽の名著です。著者モーリスさんのお子さん、アン・マリーが2才の時に「自閉症」と診断されると、モーリスさんは学生セラピストを雇って自宅でABA療育を開始しました。そしてアン・マリーは劇的な回復への道を歩んでいきます。ABA家庭療育に取り組むすべての親のバイブルというべき本です。
つみきの会のHPにも載っていまして読んだのがきっかけです。
今は新書はなく、中古のみしか販売していません。
字も細かく分厚い本なので、読むのに時間がかかりました。
直接、ABAのやり方などが書いてある本ではありませんが、筆者の自閉症との向き合ってきた日々が赤裸々に書いてあり、希望の光を与えてくれました。
「わが子よ、声を聞かせてー自閉症と戦った母と子」をオススメする理由
まえがきに「ヘレンケラー」についても少し書いてありました。
サリバン先生は手に負えなかったヘレンケラーを、甘やかすことしかできない両親から引き離し厳しく訓練しました。ものには名前があるということ。「ウォーター」という言葉を教えて、水を本当に触らせました。そうやってひとつひとつ教えていったのです。
ヘレンケラーは奇跡の人ではなく優れた教育の結果であるということです。
この教育がABAだったんだということをこの本を読みながらハッとしました。
「わが子よ、声を聞かせてー自閉症と戦った母と子」の本は、著者の子供が自閉症と診断されて回復に向けての著者の奮闘を綴ったもので、元祖ABAを頑張る親子とも言える内容です。
読んで欲しい本のひとつです。
私の場合、モーリスさんのようにはなれないと思った時もありましたが、
この本に出会った時の希望と言ったら言葉にならなかったです。
発達障害は病気ではなく脳の機能障害。
だから「回復した」かどうかはわかりませんが、「できることを増やしていく」という点ではいろいろと可能性は広がっていくと思います。
ABA親子の奮闘記 日本語版!
以前紹介した「ママと呼んでくれてありがとう」は日本語版と言えるような内容なので、こちらもオススメです。
新書は電子辞書のみです。
以前の記事はこちらです。
まとめ
ABAは何と言っても親子のつながりが大事になってきます。
セラピストや周りの人への協力も必要ですが、特に小さい頃は親の判断や意向が大きいのです。
ノウハウは専門家にお任せしたとしても、子育ての軸になるものを自分自身で持っているというのはとても大きいことだと私は思うからです。
はげみになります☆